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ノラ犬と散歩|by リトルキヨシ

2006年11月27日

考える時もあるさ

今にも泣きだしそうな空の下
さびーよさびーよって秋風に襟立てて
もう1枚重ね着してくればよかった
否今からそんなに着込んでちゃ今年の冬は越せねえよ
なんてつぶやきながら昨日は古都鎌倉へ。
「ルートカルチャー」ってNPOが主催するライブイベント。
重厚な佇まいの妙本寺境内がステージで
「ハナレグミ」や「UA」が出るんだってさ。

15時半過ぎに鎌倉に到着し、趣きある街をテクテク歩く。
街自体に「品」があって、それが嫌味じゃなくて
自然と背筋が伸びて居ずまいを正してしまう。
実際住むとどうなのかしら?ってあたりは来月以降、
ゲンキに聞けば分かるからそれも楽しみだったりする。
それにしても寒い。

運が良い事に妙本寺に着いてしばらくしたら「UA」のライブ。
ステージにはシタールが置かれている。
この空間でどんなライブをやるんだろう。ちょっとワクワク。一曲目「真っ赤だな~」って童謡を歌いだす。
懐かしさと寒さに震えがくるぜ。
歌い終わりで盛り上がるシタールの調べに合わせて
UAも「ハァァァ~ラリル~♪」って感じで盛り上がる。
上げたり下げたりしながら続く、続く、どこまでも続く。

民族楽器の音色とUAの歌声と妙本寺が混ざって溶けた荘厳なる空間。
夏だったら間違いなくこうなるんだろう。
そんなことは余裕で想像できる。
だがしかし季節は初冬、
その雰囲気をうっとりと味わう余裕がない。
そして終わる気配を一向に見せないセッション。
このままじっとしてると凍えてしまう。
そうだ、考えてみれば民族音楽ってのは
本来トランスミュージックのはずで
大人しく座って聴いてるのが間違ってんだ。
えっほえっほと踊っていると身体も温まってくるし
なんだか先刻よりもずっとこのライブが楽しいじゃないか!
その間にセッションは一度終わりを告げて、
今度はちょっと違う同じ様なセッションが始まっている。
どの位身体を動かし続けただろうか、
ちょっと汗ばんできたくらいでUAのステージが終わりを告げた。
辺りはだいぶ暗くなっている。
境内に映し出されたVJがキレイだ。

それにしてもあの時間、妙本寺境内に集まった沢山のお客さんは
あの寒い中どういう思いでライブ終了を迎えたんだろう?
昨日のライブを「いや~楽しかった、サイコー」と言い切れるのは
よっぽどのUAが好きか音楽が好きで、
さらに寒さに強い人だ、というのは言いすぎかしら?
ボクは途中から踊るという事に集中して楽しくなったけど
それは隅っこで立っていたから出来たことで
前の方で座っていたら果たしてそう出来たかどうか・・・
たぶん出来ずに寒さと尿意に震えながら
ひたすら「早く終わりますように」と念じていた可能性が高い。

ライブのやり方は人それぞれで各々スタイルや信念があるから
それをどうこう言うつもりは全然なくて
オレならどうする?と考えさせられましたとさ。
その場の空気や感情はもとより
気候を変えちゃうくらいのライブがしてーな。
そこんとこよろしく!

投稿者 2-peace : 15:07 | コメント (0) | トラックバック (0)

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